拉致問題の原因-「憲法9条の2項があるから守れないし、取り返しにいけないんだよ」

解説:拉致問題が解決しない背景には軍事力が使えないことが大きな原因の一つです。そこを見ようとしないマスコミと国民の意識に一番の問題があると思います。

話し合いでは解決しない

第二回の米朝首脳会談の話題で持ちきりとなっていますが、日本側はトランプ大統領に拉致問題の言及を依頼したと報道されています。実際は核問題が中心の会談になるので、拉致問題は少ししか言及されないと思います。最終的には日本が解決しなくてはならない問題なので、今後日朝の首脳会談が実施されるのかが注目されています。

しかし、なぜここまで拉致問題が解決しないのでしょうか。小泉訪朝時に国の一機関がやったことを金正日総書記が公式に認めたにも関わらず、その後帰国したのはたったの5人のみです。多くの同胞が何十年も北朝鮮に拉致されていることがわかっていながら、北朝鮮の交渉術に踊らされるだけで、全く帰って来られない状況が続いています。

この根本的な原因は憲法9条にあります。第2項の最後に「国の交戦権は、これを認めない」という一文があります。これは決定的な一文で、日本は相手が国だったら、戦うことを禁止している条文です。だからこそ、北朝鮮は国の一機関がやったと認めたのです。

これにより、相手は北朝鮮という国となり、憲法の定めにより、日本は交戦権を行使できません。そこまで見抜いた上での発言と考えれば、北朝鮮との話し合いは日本が最初から足元を見られながらの交渉になるのは必然です。主権国家の国民を他国の国家機関が奪う行為は完全に戦争行為と言えるのですが、日本は国の交戦権を認めていないため、実力行使で取り返すことが最初からできないのです。

だから、話し合って話し合ってうまくいかなくて、また話し合うことしかできません。これが他の普通の国であれば、話し合って話し合ってダメならば最後は実力で取り返すという交渉になるはずです。これだからこそ、北朝鮮は再調査にしても約束を平気で破るし、解決しなくても日本が実力行使はできないと完全になめているのです。こんな状態で話し合いによる解決ができるはずがありません。

日本国民側の意識にも問題が

ただ、これは北朝鮮だけがけしからんという話ではなく、日本国民にも問題があります。いまだに「憲法9条があったから平和で、戦争に巻き込まれなかった」という主張が幅を利かせています。しかし、拉致を金正日が国の機関がやったことを認めた時点で拉致問題とは戦争行為なのです。これを戦争行為としてとらえず、話し合いでしか解決できないという空気でここまで来たのは私を含めた日本国民の責任です。

が強くでるべきだという意見が強くなってきていますが、それは憲法9条の第2項がある限り無理なのです。日本は厳粛な法治国家であるからこそ、「国の交戦権は、これを認めない」という規定がある以上、日本は憲法を順守するし、ということは、問題の根本は憲法にあるということを認識するべきだと思います。

まとめ:憲法改正こそが拉致問題解決の一歩

拉致問題に関する日本国民の関心は高い水準を保っています。私も2児の父ですので、家族が北朝鮮に拉致され、帰って来ず、取り返しにもいけないという家族会の方々の気持ちを思うと、胸が潰れる思いです。同じ日本国民として拉致問題は何としても解決しないといけません。

だからこそ、憲法改正を行い、相手が主権国家であっても戦争行為に対しては断固たる措置を取れるようにし、話し合いで解決しないのであれば、自衛隊が取り返しに行くという状況を作れば、外交交渉もようやく前に進んでいくと思います。

そのためにも憲法9条の改正が必要という意識が日本国民に広がるように、私もこのブログを通じて、微力ながら発信していきたいと思います。

拉致問題の表面の進展のなさを心配するだけでなく、その交渉の根本の憲法問題にまでつながるこのセリフは、他とは違う見方と言えるのではないでしょうか。

投稿者: ミカタマン

福岡県出身、熊本在住の普通のサラリーマン。2児の父親です。ニュースを見てひとりで文句を言うのが趣味です。その趣味が高じてこのブログを立ち上げました。

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