新元号・元号廃止-「元号廃止なんかしたら、反日勢力が泣いて喜ぶよ」

解説-平成の終わりが近づいてきて、いよいよ来週には新元号の発表が控えていますが(H31.3.27現在)、ここにきて、元号不要論が散見されます。西暦で統一したほうがわかりやすく、パソコンなど電子機器のシステム上も便利だという意見です。しかし、元号の意義を考えると元号の廃止は、日本を弱体化したい勢力が泣いて喜ぶ程の愚行だと思います。

元号のはじまりと意義

元号は中国の漢の武帝が自分の治政の始まりを「建元元年」としたのがはじまりですが、それを日本が取り入れ、西暦645年に「大化」が制定されてから、日本では現在まで240以上の元号が制定され、維持されています。ちなみに本家の中国は現在では元号が廃止され、西暦を採用しています。

日本の元号の特徴は朝鮮半島のように、中国王朝の元号を採用せず、独自の元号を使用していることです。これは中国政治圏からの独立を意味し、「天皇」という中国の「皇帝」に対抗する概念を示した聖徳太子の隋の煬帝に当てた国書を起点とする日本の独立の象徴とも言えます。

その後、武士政権が台頭し、政治権力の実権は幕府が握るという時代が長く続きましたが、権威としての天皇は途切れることなく、万世一系で続いています。幕府の力が強くなった時代には、元号についても幕府からの介入はありましたが、最終的には天皇の名において、勅定されたという形をとっています。

つまり、元号とは日本の独立を象徴するものと同時に、天皇陛下が国民・国家統合の最高権威として仰がれてきたという日本文化の象徴といえるのです。

天皇陛下と日本国民

このように天皇陛下と元号は日本文化の象徴であり、元号がはじまりの「大化」から現在の「平成」まで途切れずに続いてきたことは、そのまま同じく天皇陛下が変わらずに国民・国家統合の最高権威として私たちと共に歩んでこられた歴史そのものです。

天皇陛下は血統を遡れば天照大神までたどり着くとされていて、皇室の始祖は神様であるとされています。これは天皇反対派が言うDNAなどの科学的な根拠の有無は問題ではなく、このような神話に基づいた天皇家を日本国民が歴史的に受け入れ、そのように信じて、守ってきたということが大事なのです。

天皇反対派はすぐに「歴代天皇の寿命が長すぎるのはおかしい」、「天照大神の子孫であるという科学的根拠はない」と言います。そして、そのような天皇陛下を国民の上に置くのは「身分制度だ」や「法の下の平等に反する」という批判へと続きます。

しかし、西欧社会においてもキリスト教徒にとっては、イエス・キリストが起こした「奇跡」は事実として認識されていますし、イスラム教徒にとっても、預言者ムハンマドが起こした「奇跡」は事実です。それぞれ科学的には信じがたい「奇跡」ですが、それぞれの宗教を信じている人々にとっては信仰の対象となる偉人が起こした「事実」となるのです。

同じように日本国民を見ていけば天皇家の始祖が天照大神であるということを、これまでの古くからの大多数の国民が信じ、その国民の支持の中で現在も途切れることなく天皇家が存在しているということは、日本国民にとって、天皇家が天照大神に繋がる万世一系という神話は「事実」なのです。

キリスト教やイスラム教にとっての「奇跡」に当たるのが日本における「天皇の万世一系」であると捉えれば、科学的根拠がないといって天皇制に反対する人々の論理は論点が違うため、話にならないと言えるでしょう。

元号の廃止は日本国内の分断に繋がる

このように天皇陛下は日本国民にとって国民の多くが信じるいわば「日本教」と呼べるような独特の「宗教」を形作る一つの重要な要素であるとも言えます。ただの国民・国家統合の象徴というだけでなく、神話の世界から連なってきた高貴な血統を持つ畏れを抱く存在として天皇陛下が存在していると思います。

その日本国民の「畏れ」の感情がどこから来るかと言えば、「天照大神から万世一系」という「奇跡」を何となく信じているという宗教観があるからだと思います。もちろん、天皇制反対派にはそういった感情はなく、天皇陛下を一人の国民として平等に扱うことこそ正しいという考え方でしょうが、大多数の国民は今現在も天皇陛下に対して尊敬の念を抱いているのです。

大事なことは、私たちは宗教について普段意識することはなく、無宗教だと思っている人が大多数ですが、根底には天皇陛下を畏れる気持ちがあること自体が宗教の一部だということです。つまり、天皇陛下のご存在を通じて、無宗教と呼ばれる日本人も宗教的な意識が共有されているのです。この意識が日本国民を束ねている力であり、だからこそ、反日勢力からすれば、この力をなくし、日本国民を分断することが彼らに利益になるからこそ、天皇制にも反対するし、その延長線上で元号にも反対するのです。

まとめ:反対論の裏側に反日が隠れていないか?

天皇陛下と元号が日本国民にとって国民を束ねる力がある以上、日本が強くなると困る勢力は全力でこれを解体しようとするでしょう。中国共産党の最大の対日戦略のゴールは皇室を解体することだと言われています。それほど、私たちが意識していなくても、天皇陛下のご存在が日本国民を束ねる力になっているのです。

これからも元号に対して、非効率的だとか、グローバル化に反するとか、IT世界の技術的に無駄が多い等の多くの批判が出てくるでしょう。しかし、その反対論の背後に日本の強さを挫くような日本分断工作が隠れていないかという意識を持つことが大事になると思います。

単に底意のない技術的な反対論に対しては、元号と天皇陛下の存在と国民の宗教観といった背景を理解したうえで、どちらが重要なのかと議論をしていく必要があると思います。 元号について、様々な意見が出ているこの時期にこのような歴史的、文化的背景を知ったうえで、単なる技術的な反対論に潜む危険を知らせるこの台詞も人とは違った見方と言えるのではないでしょうか。

投稿者: ミカタマン

福岡県出身、熊本在住の普通のサラリーマン。2児の父親です。ニュースを見てひとりで文句を言うのが趣味です。その趣味が高じてこのブログを立ち上げました。

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